マリニエールってご存知ですか?

clamの坂本です。

 

一昨日、昨日と月に一度のお休みをいただきましてありがとうございました。

ちょいちょい用事が多かったんですが連休は気持ち的に楽ですね。

また本日より頑張っていきますので、皆様よろしくお願いいたします。

 

 

 

さて本日は新ブランド「KANELL」を御紹介いたします。

 

item.rakuten.co.jp

 

 

 

ここからは代理店様の公式ブログよりの引用でございますが、お付き合いください。

 

こちらのKANELL、1923年創業という事で、ブルターニュにおける最古のマリンブランドで、創業当初からボーダーウエアを得意としています。

日本ではシマシマのボーダーシャツを「バスクシャツ」と多くの人が呼びます。バスク地方(フランスとスペインの国境近くに位置するエリア)の漁師さん達が着ていたボーダーTシャツがその元祖とする説からついた呼び名ですが、このバスクシャツと言う言い回しはフランスではほぼ通じません。もしわかる人がいれば、よほどの日本通か、日本と頻繁に商売をしているような人たちでしょう。

フランスではこのボーダーシャツのことを”マリニエール” (Marinière)と呼びます。フランス語の marin=海 からの派生語で、船乗りさんを表すフランス語であると同時に、このアイコニックなボーダーシャツを指し示す言葉でもあります。ほとんどのフランス人がボーダーシャツの事をこう呼ぶでしょう。
と同時に、ちょっと通ぶった人達はこのボーダーシャツの事を「プルブルトン」(Pull Breton)や「ブルトンシャツ」( Breton shirt)なんて呼んだりします。ブルターニュの船乗り達が着ていたマリンボーダーのセーターやTシャツ、それこそがフレンチボーダーの元祖であるというのがフランス人にとっての一般的な通説です。そのため、このシマシマボーダーシャツをブルトンブルターニュの人々)のシャツと呼ぶのです。決してバスクにオリジンはありません。

 

 

フランスでまことしやかに語られる「これこそが元祖」と考えられているマリニエールがあります。
1800
年代の中頃、フランス海軍が下級士官用に横シマのボーダーシャツを制服に採用します。白とブルーのボーダー柄は船員が海に落ちた際に一番発見しやすい柄であると言われており(本当?黄色とかのが目立たない??)、これがボーダーを制服に採用した一因とも言われています。幾ばくかの時がたち、いよいよフランス軍オリジナルのTシャツを作成する事となり、その際、フランス軍がメーカーに作成を依頼したデザインがあるというのです。


「ボディに21本のボーダー、袖には15本のボーダーを配したマリニエールをつくって欲しい」フランス海軍はメーカーに対しこんな依頼をします。21本+15本、合計36という数字は、ある時代にフランスの英雄、ナポレオン・ボナパルトが成し遂げた、対イギリス戦の連勝記録と言われています。英雄ナポレオンに敬意を払い、その栄光を受け継いでいく。。。発注されたフランス海軍のマリニエールはそんな思いが込められていました。ちなみに、ボーダーの数え方ですが、一風変わっていて、ボーダーの幅の広い部分を数えます。


メーカーはそれに準じた商品を作成しますが、ある問題に直面します。依頼された希望の数のボーダーを配したモデルをLサイズで具現化できたとしても、XSサイズにそれを転用した場合、XSサイズでは何本かのボーダーがカットされてしまい指定された数のボーダーに満たなくなってしまいます。
例えば、下記の左が一般的なLサイズにボディに21本のボーダーを配したサンプルですが、これと同じ生地を使ってXSサイズを作ろうとすると、右手の画像のように数本のボーダーが収まりきらない事になってしまい、結果21本のボーダーになりません。

 


 

効率的な生産を必須とするミリタリーウエアにおいては、サイズ毎に生地を編み直すような事はできず、このフランス海軍より依頼を受けた「真のマリニエールは」限られたサイズにおいて、若干数が作成されるにとどまりました。。。
あくまでもオフィシャルな話ではありませんが、これがフランス国内で語られる「真のマリニエール」のストーリーのひとつです。

 

今回、カネルから発表されたモデルはこの「真のマリニエール」を再現したものです。下の画像を御覧下さい。

 

 

右がサイズXL、左がXSの画像になります。上述の通りボーダーの数は幅の広い方を数えます。右のXLサイズを例に例えると、生成りの部分を数える事になります。どちらびサイズもボディに21本、袖に15本のボーダーが配置されていることがわかると思います。
もうおわかりだと思いますが、XLXSではボーダー自体の幅、及びボーダーの間隔を変えています。

 

こうすることで全てのサイズにおいて36本のボーダーを配置することができています。単純ですが、とても手間のかかる作業で、これを具現化しているメーカーは他にはないと思います(バカバカしすぎて?)

 

引用:MJQ INCORPORATED 

 

 

 

お分かりいただけたでしょうか?

かなりマニアック・・・いやこだわりの強いフランスのブランドです。

 

ボーダーカットソーって洗濯すると縮んでしょうがないというイメージですが、私坂本自ら購入し洗ってみました。

洗濯前と洗濯後の平置き実寸値を測りました結果、全く縮みはありませんでした。

縮みが気になる方はご安心ください。

しかもこちらの注意書きに書かれている内容をごらんいただくとお分かりいただけるかと思いますが、ご家庭で普通に洗濯ができるのも嬉しいポイントいです。

着心地もこの手のシャツにありがちなゴワゴワ感は無く、非常に柔らかな着心地です。

 

 

ここでボートネックが苦手という方におすすめのスタイリングがございます。

 

 

お手持ちのポロシャツの襟をのぞかせるスタイルです。

素肌に着用ももちろん良いんですが、ポロシャツやTシャツなどで味付けしてもおしゃれに着こなせます。

 

ポロシャツ:

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パンツ:

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流石、ボーダーカットソーはミリタリーパンツとの相性がいいですね。

お客様よりの反応も上々でサイズ欠けも出てきています。

 

生地だけフランス製なのにもかかわらずMade in Franceと謳っている某ブランドとは違い、こちらは完全フランス製です。

こだわりの強い方に愛されるブランドですね。